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1.デザイン設計 |
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「 革張り 」という素材感を活かすことがデザインをしていく上でベースになっています。
お客様がどういったモノを求めているのか、どういう使い方をするのか、どういう空間に置くのか、どういうモノと合うのか、快適なライフスタイルを提案できるか、時代性のあるデザインなのかなどなど、最後にキットファニチュアらしさがあるのかといったことをデザインの条件に取り入れています。
オーダーメイドの場合は、お客様のニーズを十分に聞き、お客様の好みや空間と調和するデザイン、カラーなどを提案させていただきます。パース、三面図、設置イメージ図などを用いた綿密な打ち合わせをすることで、お客様も一緒に製作に携わって頂けます。オーダーメイドの楽しさを皆で分かち合うことができる家具なんて、そうは無いはずです。 |
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2.木地製作工程 |
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出来上がったデザインから、実際の製作図面を作成します。その製作図面から、最初に木地を製作します。
この木地製作は実際の家具作りの要になります。
商品によっては、使う材質も選ばなければなりません。キットファニチュアでは、無垢の一枚板を単に使うということはありません。環境保護の観点や信頼できる強度を維持するため、様々な部材も手造りで製作しています。
木地製作では、木の木目をあらゆる方向に組み合わせたり、強度が必要な箇所に芯となる部材を組み入れたり、重さを調整したり、かなりの経験と勘と計算が必要になります。
一人前と言われるには10年以上の経験が必要です。 |
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3.成型・木地組立工程 |
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木地が出来上がると、商品の型に加工していきます。
成型には木工機械も使用しますが、大量生産品と違って一品ごとに違うオーダーが流れているため、自動機などは導入しておりません。機械を使うにも、職人の手でひとつひとつ確かめながら成型しています。
木地の成型が出来ると、部材を組立します。職人の技の見せ所の一つであります。様々なノミ、カンナ、ヤスリなどを用いて組立ながらひとつひとつ調整していきます。長年の経験と繊細な労力が必要な工程です。
またこの工程では、「50年、100年耐える家具」として、普段目にすることの無い箇所への手間暇惜しまない仕事がなされています。 |
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4.革の選別 |
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仔山羊革には、ホワイト、ブルー、ブラウンなど“なめし方”による色の違いがあります。染色するカラーによって、色の違いを選別しています。 (左の写真は仔山羊革のストックです。) 仔山羊の革であることから、1枚の革で背骨部分を中心に最大50cm×50cm程度しか利用することが出来ません。また、キズや穴が空いているような革も利用することができません。
キズなどで選別された革や裁断した残りは、フォトフレームやコースターなどインテリア小物として使用しています。これも素材を、生命を無駄にしないという理念の一環です。
余談ですが、山羊の生命を犠牲にしている革を多く使用していることから、毎年最低1回は「革供養」として社員全員で感謝の気持ちを込めて、供養を執り行っております。 |
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5.革の染色 |
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革の染色には、大きく分けて2種類の方法があります。工場では「後染め」、「先染め」と呼んでいます。
開発当初は「後染め」だけを行っていました。「後染め」は下記「9塗装(革の染色)」の写真のように木地に革を張ってから、重ね塗りを繰り返す方法です。
「先染め」は字の如く、先に染色してしまう方法です。左の写真が「先染め」の様子ですが、これは白い革を「サンドベージュ」というカラーに染め、乾燥させるために、板に張り付けているところです。
「後染め」と「先染め」では表情も違って見えます。大柄な感じを出す場合は「先染め」が適し、繊細な表情は「後染め」が適しています。 |
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6.革張り・杢張り |
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この工程では、木地の成型・組立が出来たものに、山羊革や杢を張り付けていきます。 先ほど選別し裁断した仔山羊革を、木地に張り付けます。異なる素材を張り合わせる作業には、独自の接着方法があります。どういう方法かについては、社外秘のため公表しておりません。
革は意外に固く、張り合わせる作業には高度な技術が必要になります。特に曲面や凹凸部分には一苦労。一方、直線や平面だからと言っても、並大抵の技術では美しく仕上げられません。 「名工の技」が見られる工程でもあります。
この革張り工程は、革張り家具の「美しさ」を左右する土台作りで、繊細な手作業を求める工程です。 (写真は「後染め」仕様の革を引出用部材に貼り付けている様子です。) |
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7.塗装前処理(1) |
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革張りが終わった部材に塗装前の処理を施します。
キットファニチュア独自の特殊な目止め剤を仔山羊革や杢に塗布していきます。
一面一面丁寧に刷毛塗りしていきます。勿論、手作業で行います。目で確認し、手作業で塗布していくことで、塗りの細かな調整をしています。
また、ここではオーダー毎に違うカラーに対応すべく、それぞれのベースになるカラーの顔料を塗っています。 |
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8.塗装前処理(2) |
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塗装前処理(1)が終わった部材が運ばれてきます。
美しく仕上げるためには、塗装面の一面一面を水平に保っていなければなりません。そのため、塗装面を水平に保つレベルサンダーという機械を使って、研磨処理を行います。
機械と手仕事のコンビネーションで、塗装面のレベルと研磨具合を調整していきます。 |
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9.塗装(革の染色・・・「後染め」) |
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塗装前処理が完了した部材が運ばれてきます。
ここで仔山羊革に本格的なカラーリングが施されます。写真は「後染め」をフォトフレームに施している様子です。
キットファニチュア独特の深みと立体感のある色合いを出すためには、非常に重要な作業工程です。
薄い顔料を30回以上に渡り、重ね塗りしていきます。革によってはその回数が前後するため、ここも手作業になります。重ね塗りの回数を間違えてしまえば、濃いカラーとなり、これまでの工程が無駄になってしまいます。神経をかなり擦り減らす工程です。
重ね塗りが完了すると、暫くの間、乾燥待ちとなります。 |
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10.塗装(ポリエステル塗布) |
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顔料の乾燥が終わった部材が運ばれてきます。
ここでは仔山羊革の上にポリエステル樹脂を塗り重ねていきます。ポリエステル樹脂と仔山羊革と全く異なる素材をうまく結合さえる工程です。 この技術は、門外不出で、紙面にも書かれていません。代々口伝えしていくようになっているほどのコア技術です。
樹脂を塗布するのは、刷毛塗りで、一面ずつ水平に保ちながら手作業で1.5mm〜2.0mmの厚さまで塗布します。この樹脂の塗布の出来が、最後の艶に大きく影響します。
一面に塗布し、乾くのを待って、次の面を水平に保ち、樹脂を塗布するということを繰り返します。乾燥時間を要するため、面の数だけ日数を必要とする気の長い作業です。 |
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11.水研ぎ研磨 |
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ポリエステル樹脂が塗られ、乾いた部材が運ばれてきます。 「家具の宝石」と呼ばれる輝きを生み出すために無くてはならない仕上研磨の前処理として水研ぎ研磨を行っていきます。
水研ぎ研磨には耐水サンドペーパーを使用します。番手の小さい(目が粗い)サンドペーパーから順に番手の大きい(目の細かい)ものに換えていきながら、研磨していきます。
ポリエステル樹脂の厚みを1.5mmに揃えるため、番手を換えながらトータル約5,000回ほどの研磨を行います。研磨し終わった表面はすべすべの肌のような感じになります。
約5,000回の研磨は、写真のように手作業で行います。根気を必要とする作業で、精神修行のようです。 |
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12.仕上研磨 |
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Sorry, No Photo.
"CONFIDENTIAL"
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水研ぎが終わった部材をさらに研磨する仕上研磨ですが、この工程も社外秘扱いになっています。写真を掲載できないことをお詫び申し上げます。 (工場見学をされるお客様には特別に開示する場合もあります。)
「家具の宝石」と呼ばれる輝きを出す最重要の仕上研磨です。
キットファニチュア独自のコンパウンドとワックスを用います。
基本的には手作業で、力と技と経験が必要な作業です。ちょっと間違えると、輝きが消えてしまう繊細な作業です。 |
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13.最終仕立・組立・出荷前検査 |
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仕上研磨が完了すれば、最終の仕立となります。
各部材を組み合わせ、商品の最終の姿がだんだん見えてきます。フレームを組み、扉、ミラー、金具を取り付け、電気配線、内張加工などを行い、やっと商品が完成します。
完成した商品を出荷前検査し、検査に合格した後、専用化粧箱や専用ダンボールで綺麗に梱包して、出荷します。
設計期間を除いて、木地製作から商品完成まで約2ヶ月の長い時間を費やして、やっと出来上がる商品です。
お待ち頂いているお客様の笑顔に会える日が待ち遠しい、そんな家具たちです。 |
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14.お客様のもとへ納品 |
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いよいよお客様のもとへお届けになります。
大きい家具や設置・取付・現場調整などが必要な商品はキットファニチュアから職人たちも直接お伺いしています。
お客様のもとへ納品して終わりではありません。 納品してからが、お客様とキットファニチュアの本当のお付き合いが始まると私どもは考えています。なぜなら、10年間の保証がある前に、50年、100年耐える家具であり、長い年月に渡り維持・メンテナンスすることも私どもの使命だと考えるからです。
家具を作るということを通じて、世代を越えたお付き合いをさせていただける、そんな幸せも家具の宝石キットファニチュアならではの話です。 |
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